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[232]名無しさん(ザコ)：2006/12/18(月) 05:15:48 ID:ixo2A7LA0
昼過ぎに目覚めると、部屋の隅っこに一通の封筒が置かれてた。俺宛に郵便物が届くと、オカンは決まって、部屋の隅っこに置くのだ。差出人を見ると、以前働いた請負会社からだった。「今頃、何の用だ？」と思い封筒を開けると、そこには給料明細が入ってた。ド忘れしていたが、そういえば担当の人に頼まれ、3日間だけ延長して働いた事を、即座に思い出した。それが今になって、俺の元に転がり込んできたのだ。思いがけない臨時収入。その額2万7400円。そしてこの瞬間、電光石火の閃きが脳裏をよぎる。「こうしてはおれん！急がないと！！！」俺は寝巻きのジャージを脱ぎ捨て、即座に着替えた。そして勢いよく玄関のドアを開け、原付に乗り、マッハでコンビニに向かう。ATMで2万7000円全額引き出し、財布の中に突っ込む。手持ちの1000円と合わせて、2万8000円。「これだけあれば十分だ。よしっ、行くぞ！」当然ながら向かった先はパチ屋。入り口には、”本日のオススメ台は押忍！番長”と書かれた看板があった。俺は何の迷いも無く番長に座り、サンドに速攻1000円を突っ込む。「今日は勝つ！軽く5000枚はブチ抜いてやるぜ！」とにかく今日の俺は負ける気がしなかった。この突然の臨時収入。流れは完全にこっちに向いているハズ。俺は全身全霊をかけて、打ち始めた。そして1時間30分後、俺は爆死した。もう言葉が出ない・・・マイナス2万8000円。
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