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[487]名無しさん(ザコ):2007/04/15(日) 11:56:26 ID:CuD0Mgf20
まず完全に防音の、フタのある箱を用意し、この中に「ぬるぽ」と言うかも知れないやつを一人入れる。箱の中には他に、「全自動ガッ!装置」を入れておく。もし箱の中で「ぬるぽ」という音声が発せられた時、装置はそいつをガッ!するが、音声が発生しなかった場合はガッされずにすむ。この実験において、中の人が「ぬるぽ」と言うかどうかは完全に確率の問題である。仮に中の人が我慢できずに1時間で「ぬるぽ」と言う確率が50%として、この箱のフタを閉め、1時間放っておくと、彼はガッされているだろうか? 無事でいるだろうか? 確かに確率を用いて記述することもあるが、原理的には「中の人」の状態は二通りしかない。量子論においては、その状態は原理的にガッとセフセフの重ね合わせであり、どちらか一方だけをとるのではない。つまり、箱の中の人は半分ヌルー、半分ガッされているという奇妙な状態が続いていると考える。そして観測者が箱を開けた瞬間、中の人の状態群が一つの状態に収束する。このような考えは論理的には誤っていないが、余りにも日常感覚とかけ離れているため、物理的実在と日常的実在をどう統合させるかが、現代哲学において大きな問題となった。これを「シュレディンガーのぬるぽ」と言う。 _____ /:\.____\ |: ̄\(∩( ;゚∀゚) |: |: ̄ ̄ ̄∪:|
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