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このスレを見た瞬間にコピーしているモノをペーストするスレMk5


[722]名無しさん(ザコ):2007/12/16(日) 23:39:58 ID:fDLUEnMw0
俺が音夢に両腕を切断されてから数日もたつ。
身体的痛みはだいぶ引いてきたけど、精神的傷は全く癒える気配がなかった。
「はい、兄さん、あーんして」
音夢が俺の口元に箸を運ぶ。しかし音夢は口を開けようとはしない。
「もう、兄さん、ちゃんと食べなきゃダメだよ」それでも僕は動かなかった。
「もしかして怒ってる?」
「でも兄さんの為なんだからね。兄さんが優しいからって、またさくらみたいな悪い虫がつかないようにしたんだから」
さくら―――俺の幼なじみ。彼女は殺されても文句の言えない様な事を俺にしたんだろうか。
「もう、しょうがないんだからぁ」
音夢はクスッと笑うと今度は自分の口に箸を運んだ。
しばらく咀嚼した後、顔を近づけてきた。
何をする気か予想がついたけど、両腕がなく、足をベッドに縛り付けられている俺には避けようがなかった。
「ん―――」
音夢は舌で俺の口を開け、料理を流し込んだ。
噛み砕かれた料理と、音夢の唾液が喉を通っていく。料理がなくなっても音夢は唇を離さず俺の口内を啜り続けた。
「ぷっ―――」
やっと口を離すと、微笑みながら俺を見つめる。「もう、兄さんってホント私がいないと何も出来ないんだから」
「トイレもお風呂も、オナニーだって出来ないもんね。でも安心して。さくらと違って私はずっと兄さんと一緒にいるから」
音夢はそう言うとまた料理に手を伸ばした。
俺はこの運命をただ受け入れるしかなかった。


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