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*9の指定したシナリオを*0がレビューしてみるスレ Ver14.0


[921]【誰が為に世界は廻る】:2008/03/13(木) 19:36:31 ID:mORH9Q8M0
どことなく泥臭い雰囲気のファンタジー系シナリオ、全9話
前半はいくつかの依頼を選択してこなしていくが依頼ごとに報酬が違う
なるべく金よりも入手アイテムを基準に依頼をこなしたほうが良いだろう
第4話、延々と遺跡を潜るステージの最下層で手に入る武器は槍か弓がお勧め
なぜならラスボス相手に剣と斧はあまり役に立たないから
後半は基本的に鬱ストーリー、主人公とヒロインに感情移入しすぎると危険かも
ヒロインの好感度によってハッピーエンドとバッドエンドでルートわけされるが
クリアすればもう片方もプレイできる親切設計なのでそれほど気にすることも無い
目玉の言霊システムはなかなか凝っていると思うが、結構適当に入力しても
それなりの性能のものが出来るのでぜひ面白魔法を作って活用してたい
私はサザエさん一家で染めてみたが『波平』と『ノリスケ』が思いのほか高性能だった
最終メンバーは『サザエ』『マスオ』『波平』『ノリスケ』『タイ子』
武器熟練度は剣が結構上がりやすいので意識的に他の武器を使っていくと良い
ラスボス戦を考えるとやはり槍のレベルを最大にしておくべきだろう
ストーリーに対して、色々思うところはある
ちょっと生贄儀式やっただけで呼び出せる悪魔で世界が滅ぼせるなら
既に100回ぐらい世界滅んでいるんじゃないかなとか
一般人が病気だの怪我だので医者に頼るというのは極めて現代的日本人的発想で
基本的に全てが自己責任な中世代の世界観にはそぐわないのではないかなとか
世の理不尽とやらを強調するために悪人=強者、善人=弱者のような
単純な力関係がこれでもかというほど描写されるのがちょっとうんざりするなとか
鬱展開とかは、まあ、作者が好きなものを書いたということだから別に良いけれどもね…
戦闘の難易度は結構高いが回復系消耗品を惜しみなく使うことと
テキスト添付されている攻略ヒントを見れば詰まることはほとんど無いだろう
敵が強いわりに味方の数が少なくて手が足りないと感じることがままあったが
言霊がかなり強いので意識して気力を配分すると難易度はぐっと下げられる
ゲームとしては結構良くできている
特に7話エピローグの人形劇は細かく作りこまれていて見ごたえがあるし
ラスボス戦のギミックもかなり凝っていて戦闘に花を添えてくれる
総評
面白かった、が、人にお勧めできるかというと少し躊躇う
ストーリーと戦闘難易度で少々ハードルが高くなるかもしれない
だが、個人的に出来が良いと思った作品であることは間違い無い


0ch BBS 2005-06-05