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版権オリでリレーシナリオやろうよ
[196]237 ◆Yz6rodltrc :2009/03/11(水) 02:30:55 ID:6U23NGQo0
どもです。
約束してた鋼扇会のシーンが描き終わってない状態で
何か言うのは非常に申し訳ないのですが、取り急ぎ一つだけ。
>>195 のバイキングエンドですが……個人的にはどうも違和感が。
反省したり成長したり未来へ向けて歩みだしたりっていうのは、生きている者の特権だと思うんですよね。
んで、鳥達っていうのはもうとっくに羽毟られておっ死んでるわけで、それらが「いつまでも子供じゃいられないから――」ってなるのは問題あるんじゃないかなと。
水子はいくら歳を数えたって水子でしかないんじゃー、という。トビト一人の胸中でのことならそれもありですけども。
それに、この描写だとジンの過去の罪業が(ジン自身の関与に拠らない形で)軽減されてしまうのが何だかなあ、と。
ジンっていうのは味方キャラとしてはめずらしく、非常に怜悧かつ開き直った近代的自我の持ち主ですよね。
例えるならば「我々の豊かな生活はアフリカ土人の屍の上に成り立っているのである」とか平然と言い切ってしまえるような。
ああやって罪業を減殺してしまうことで、そういうジンのピカレスクな魅力も削られてしまったんじゃないかなと。
#
# 脱線:HPL作品だと往々にして『西欧近代的自我』っていうのが正気の象徴として扱われることが多く。
# ジンの正気度って、作中キャラの中でも頭抜けて高いんじゃないかと思います。
んで、文句ばっかりではアレなので対案を出します。
鳥たちが自発的に何かやるんじゃなくて、ジンの側からメノウトビトの脳味噌にアクセスして鳥たちの残滓を引き摺り出す、という形でいかがでしょうか。
「ふむん、コレをやるとかの姉弟の脳神経に多大な影響があったりなかったりする気がせんでもないが、まずこの瞬間を生き延びねばDEAD ENDな訳で即ち選択の余地無し」
とか言わせながら。んで23話と同様に強制アクセスしてメノウを守るよう命令する、と。
そしてトビトは苦痛に苛まれながらも「おねえちゃんが助かるなら」と健気に受け入れ、
メノウさんは(状況を打開するにはこれしかなかった)と理屈の上では理解しながらもまた一つジンへの憎悪を積み重ねる、と。
味方になったのに? と思われるでしょうけども、なんというか……状況の要請からくる協力関係とは別にして、彼女はジンのことをきちんと憎み続けてほしいんですよね。
鳥たちはジンのことを憎むことが出来ない、そのように作られていない、なればこそメノウは鳥たちの分までジンへ敵愾心を燃やしているのであって。
リンネとの蟠りはセラの待遇確保によって氷解し得るけれども、鳥たちの件は既に終わってしまった取り返しの付かない出来事な訳で、死んでしまったものは還ってこないのです。
そうして憎悪を胸に秘めるメノウをジンはいつもの軽口でいなし続ける、と。
Q.なんでそこまでメノウの憎悪にこだわるのん?
A.だって、彼女一人くらいジンのことを憎んでいてあげなかったら、心眼法師は完全に死に損じゃないですかw
……あるいは、現行の話の最後ら辺にこんな一文を入れるのもアリかもしれません。
ロボ11号「デモアノめのうッテ奴、急ニ言ウコト聞クヨウニナッタナ。でれタカ?」
ロボ17号「バッカオメーシラネーノカヨ、どくたーガ大空魔鳥ヲ通ジテアイツノのーみそニ手ェ突ッ込ンデガタガタ言ワセテタジャネーカ」
ロボ11号「ウッワーマジ外道」
ジン「ははは。まぁあのまま怨讐に囚われて生き続けるよりはその方がなんぼか『幸福』であろ。復讐心はlose-loseの関係しか生み出さないのであるからして」
とか。言ってることが正しいだけに余計むかつく、ってのが彼の基本スタイルではなかろうかと。
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