#We can do It 作者はマイヤー氏。 短編として綺麗にまとまっており、テーマも生かしきっている。 登場人物の描写は、物語の起承転結に沿って、丁寧に描かれている。 演出も派手ではないが「おっ」と思わせるものがあるし、戦闘も、難しくはないが、手堅く勝つには一工夫が必要。 プレイ時間も適度な長さで、集中力が切れる前に終わるし、学園知識が必須というわけでもない。 ……とまあ、シナリオコンペの提出作品として、ひとつの理想ともいえる仕上がり。 特に、伏線の張り方と消化の仕方が素晴らしく、事件の解決と、主人公の目標が、見事に収束するオチは実に鮮やか。 この作品をつまらないと感じた人でも、Eveを開いて構成を分析してみよう。得るものは少なくないはずだ。